木造建築と軽量鉄骨

建物の構造を表す種類に木造や鉄筋コンクリート造・鉄骨造など様々な種類があることは
皆さんご存知かと思います。

そこで今回は、身近な木造建築と軽量鉄骨のお話をしたいと思います。
こちらは、一般的に言われているメリット・デメリットですが、
実際は、『工法『建材』によって違いがで出来ます。


木造建築

1.鉄骨造と比較するとコストが安い
2.法定耐用年数は22年
3.風雨に晒され続けた時の傷みが大きい
4.吸湿性や断熱性が高いため、夏は涼しく冬は暖かい
5.遮音性が低く、音が伝わりやすい
6.比較的間取りが自由になる

軽量鉄骨

1.鉄骨の大量生産が可能
2.法定耐用年数(国が定めた耐用年数)は19~27年
3.柱や梁が細いため、使用する鉄骨の本数や筋交いを多くして建物の強度を上げる
4.使用する鉄骨の本数が多いため、建築可能な間取りのパターンが限られる場合がある
5.建築費用が比較的安い


あくまで、一般的に言われていことですので一概には言えませんが。
個人的には『工法』や『建材』が重要だと思います。。
つまり『何を使っているか』よりも『どう使っているか』
が重要ではないでしょうか。

例えば、僕が昔勤めていた木質パネル工法を用いた住宅メーカーでは、
遮音性を高めるために、床にも遮音シートや遮音マット、石膏ボードなどを使用していました。
音が伝わりにくいような工夫がされているということです。
個人的には、その遮音性能で十分満足していました。

このように当然メーカーとしては、短所を補う研究をしているので、
木造=○○!とか、軽量鉄骨=○○!って、
なかなか言い難いですね。

ある程度、長所や短所を知ったうえで、
メーカーが短所をどう補っているのかを見ていくことも大事だと思います。


2017年05月29日